こんにちは。
ANAM gems(アナムジェムズ)のMOMO(モモ)です。
今日は、デパートでのイベントを通じて、感じたことを。
現在開催中(2022年4月27日〜5月17日)の西武池袋本店でのPOP UP イベント。
広いスペースを、プロの接客スタッフ、内装スタッフ、はたまた、アナウンススタッフなどによって支えられている、ANAM gems初めてのイベントスペースです。
独学で、見様見真似で場所借りイベントを単発で行っていた私たちにとって、全く新しい光景です。
20名以上の作家様の作品を展示し、日々売れていく様子は接客しながら、face to faceのリアルな感情が見え、心が躍ります。
広くスペースをとり、什器も贅沢に使用しています。
所狭しと並べているイベントとは違う見せ方です。
上質な天然石を使った、「美しい天然石アクセサリー」として、販売しています。
競争や比較への恐怖
委託販売を専門でやっていわけではないので、不慣れな私たちですが、たくさんの作家様のアクセサリーが並ぶというのは、「競争・比較」というのが発生するのが一般的だと思います。
そんな中、今回の販売について思っているのは、「そうでもない」ということ。
前提として、場所や点数、ターゲットにより異なります。
しかし、お客様が求めいているのは「アクセサリー」。特に今回は「天然石」に特化しています。特化すればするほど、アプローチできるお客様は減ります。
その場合、数が並んでいることが大切です。選べることが重要です。
今回、場所を広く使っていますが、数を集めています。
お一人の作家様、5点まで。
20名以上で100点以上。
1人で100点の作品を準備するのは大変です。
しかし、20名集まればできることです。
もちろん、もっとたくさん置きたい方は多いかもしれませんが、その時は、ご自身のブランド単独で出展されるのがオススメです。
電気パーツを買いに秋葉原に、プロの道具を買いに河童橋に、布地を集めに日暮里へ行くように、「ANAM gemsに行ったら、天然石に関するあらゆるものがある」。
他のイベントなどもそうですが、1人で集客するのはとても難しいことです。
だからこそ、私は作家様を応援し、作家様からのご協力、ライブを見てくださっている方の応援も経て、「この場所」を1つの場所として展開することができました。
では、気になる価格競争です。
価格を重視する方は世の中に多いでしょうが、少しずつたくさんの商品が並ぶと、自ずと「デザイン」「ブランド」の違いが見えてきます。今回、こちらでも多少調整を行っております。
今回の調整は、スケジュールの関係で「さじ加減」です。
都内、デパート、ファッションフロア。
デパートによっても、フロアによっても、売れる価格帯は想像するのが難しいですよね。
しかし、安すぎると、「本物への信頼」がなくなります。
「本物のオパール なのか」
「本物の14kgfなのか」。
実際に何度も質問されました。
作家様の作品が安すぎることで、私の販売しているビーズもそう思われるのです。
(私のビーズも固定費の少ないネット価格のため、破格で本物かと疑われていますが(笑))
「周囲の人を意識して」「周囲の人より安く」「周囲の人より目立つように」。。。
いつも見ていた「周囲の人」は、今回の場所では、周囲にいないのかもしれません。
今回、販売させていただいた作家様の気持ちはわかりませんが、きっといつもと違う販売経験をしているはずです。
今後、販売するかもしれない作家様(または未来の作家様)へ
売れるために価格競争で消耗していくと、「作家様のアイデンティティ」「作りたい物」が作れなくなってしまうのではないしょうか。
「作りたいものを作って、共感して欲しいと思っていただいた方に買っていただく」。
そうしていくことによって、たくさんの作家様が並ぶ中でも、「出会える1品」となり、その「逸品」を求めて次のお客様がいらっしゃるはずです。
すぐに購入されずとも、大事に名刺をもらっていき、何かの折に、購入検討、そして購入、につながってゆくのだと感じました。
並べられることは、決して「競争・比較」だけではない。
並んでいるからこそ、選べる楽しみ、ここに来れば「私の好きなものに出会える」そんな場所になるのです。
ANAM gemsのPOP UPイベントの委託企画は、今後もそのようにしていただきたいと思っています。
ちょうど1年ほど前から温めてきた企画で、実現できたのが昨年末から。
「まずは半年やってみる」、続けるかはその後決める。
そのような方針で少しずつ、行っています。
次の予定は、未定ですが、今回を機に「初めて作品を販売された」という方もいらっしゃいます。
ライブのみではく、WEBでご購入いただいている方も対象として募集しております。
「販売デビューしてみたい」「普段と違った販路を経験したい」「自身の商品の販売場所の相性を見たい」「自身の販売実績にしたい」そんな風に使っていただければ良いと思っています。
天然石アクセサリーを使った「挑戦の場」。
次はいつになるかわかりませんが、ぜひ、今後もチェックいただけると嬉しいです。